日本を食す

風に逆らってまで、食べたくなるものがある。

糸島を電動アシスト自転車でめぐる
“ちょっと特別な旅”を案内するノルバイ糸島です。

雨上がりの午後。
ドアを開けた瞬間、今日の風の強さがわかった。
それでも、行きたい場所が三つあった。迷わずペダルを踏む。

住宅街を抜け、田畑の広がるエリアへ。
向かい風が真正面からぶつかってくる。
漕いでも漕いでも、前に進まない。自然はときどき、容赦がない。

これ以上の遠出は危険だと判断し、街へ引き返す。
冷えた身体をどうにかしたくて、ふと頭に浮かんだのは、あのお茶屋だった。

お店に入ると、いつもの店主が穏やかに迎えてくれる。
先にいた家族連れが、こちらを見て声をかけてきた。

「サンタさんですよね?」

あのクリスマスのチャリティーイベントで、お菓子を渡した親子だった。
あの時の笑顔が、今日ここで再会する。

「今年もやりますね」と伝えると、
「楽しみにしています」と返ってきた。

冷たい風の中を走ったはずなのに、
胸の奥が、じんわり温かくなった。

📍茶草庵
お茶の山口園内にある和カフェ。お茶屋であり、お餅屋でもある。焼き餅入りのぜんざいと抹茶のセットを注文。やさしい甘さの小豆、香ばしい餅、そして抹茶の凛とした苦味。静かな店内で味わうその一杯は、どこか背筋が伸びるような、日本の美しさそのものだった。

ノルバイ糸島では、海や山だけでなく、
こんな“心が温まる寄り道”もご案内しています。

ただ走るだけじゃない。
人と出会い、記憶と再会する旅。

次に温まるのは、あなたの番かもしれません。

春本番前の糸島を、一緒に走りませんか。
👉ガイド付きツアーの予約は下記リンクから🚲

関連記事

  1. 麦から米へ

  2. 糸島の檸檬人

  3. 碧と蒼

  4. 灰色の空に、ひとしずくの光

  5. 流行る予感

  6. 集まれ!今宿!

  7. 朝の海辺で、静かに焼きたてを頬ばる旅

  8. あまおうスムージー

  9. 夏の終わりの2つの出会い