今日は朝早くから走りたくなった。ペダルを踏んだのは7:00前。すでに太陽は高く、けれど空気は澄んでいた。
目指すは、立石山。前の晩から決めていた目的地だ。
山が近づくにつれて、自転車に乗る者すべてに問いかけてくる。「お前に登れるのか?」と。
電動アシストの力を借りても、山道は簡単ではない。
それでも登り切った先に待っていたのは、すべての疲労を浄化するような絶景だった。
だが、ここは“車で来られる頂上”。
本当の頂上は、ここから歩く15分の先にある。
行くしかなかった。
足はすでに重かったが、気持ちだけで登った。
そして──
立石山頂上から眺めた芥屋の海。
風も音も、すべてが静まり返るその瞬間。
人生で忘れられない景色というのは、こういうものを言うのだろう。
頂上から少し降りたところにいたのは、走って登ってきたという“イケおじ”3人。
話を聞けば、山を駆け下りてそのまま海水浴へ行くのだという。
その背中に、糸島の夏の“粋”を見た気がした。
下山してたどり着いたのは、異空間のようなグランピング施設。
デッキから見える海と、ドーム型のベッドルーム。
これは日常ではなく、誰かが自分に与えるべきご褒美なのだと思った。
そして最後は、お気に入りのおやき屋でランチ。
味と会話に癒され、今日の冒険は幕を閉じた。
暑かった。
けれど不思議と、キツさはまるでなかった。
📍茶房 おやきと
信州名物おやきの専門店。とりとキノコのガパオと、脇山茶と金時餡のおやきとドリンクがセットになったランチをいただきました。もちもちの皮とスパイシーな具材、甘さ控えめの餡、どちらも最高の組み合わせ🍵
ノルバイ糸島は、かわいい電動アシスト自転車で巡るガイド付きのサイクリングツアー。
レンタサイクル・ヘルメット・保険付きで、初心者や体力に自信がない方でも安心。
この夏、海と山、そして物語が交差する糸島の旅へ。
予約は下記リンクから。